Blanky Studio

Blanky Studio — ドキュメント

Blanky Studio は、これから活動を広げていく写真家のためのブロックテーマです。名前を大きく打ち出すトップに、シリーズ・お知らせ・展示の告知・経歴・問い合わせ口まで、写真家のサイトに要るものを最初から並べています。2.5 で、写真家向けに作り直しました。


目次

  1. 概要
  2. 動作環境
  3. インストールと表示設定
  4. 2.4 から更新したとき
  5. テンプレート一覧
  6. トップページを自分のものにする
  7. 作品を載せる
  8. パターン一覧
  9. スタイルバリエーションとダークモード
  10. 日本語の表示
  11. 自動アップデート
  12. 子テーマでのカスタマイズ
  13. サポート・リソース

概要

主な特徴:


動作環境

WordPress 6.9 以上
PHP 7.4 以上
動作確認 WordPress 7.1
テーマの種類 スタンドアロンの親テーマ(他のテーマへの依存はありません)

6.9 以上が必要なのは、シリーズの目次に WordPress 6.9 で入った「Terms Query」ブロックを使っているためです。


インストールと表示設定

  1. テーマのアップロード
    購入時にダウンロードした blanky-studio.zip を、WordPress 管理画面の「外観」→「テーマ」→「新しいテーマを追加」→「テーマのアップロード」から選びます。
  2. 有効化
    「今すぐインストール」→「有効化」をクリックします。
  3. 表示設定(必須)
    「設定」→「表示設定」で、次のように設定します。
    • 「ホームページの表示」→「固定ページ」
    • 「ホームページ」→ トップ用の固定ページ(例:「Home」)
    • 「投稿ページ」→ 作品一覧用の固定ページ(例:「Works」)

表示設定をしないと、トップページに作品の一覧のテンプレートが使われ、写真家向けのトップが表示されません。固定ページは中身が空のままでかまいません。

投稿を書き始める前に、お知らせを書くも読んでください。作品とお知らせは、カテゴリーではなく「フォーマット」という設定で分けます。


2.4 から更新したとき

2.5 で、トップページを写真家向けに作り直しました。

2.4 まで 2.5
ヒーロー(中央に見出しとボタン) ヒーロー:名前で押す(ほかに2種から選べる)
About(スキルタグ) About(ステートメント・撮っているもの・活動拠点)
Works Works(お知らせは出ない)
— シリーズ(写真つきのカード+自動で増える目次)
— お知らせの帯(展示・ストアなど)
— お知らせ(日付つきの一覧)
Experience(職歴) 経歴(展示・受賞・出版・掲載)
Contact(ボタン1つ) Contact(入口が2つ)

テンプレート一覧

テンプレート 中身
フロントページ(front-page.html) ヒーロー、About、Works、シリーズ、お知らせの帯、お知らせ、経歴、Contact
ブログホーム(home.html) 作品一覧のページ。いちばん新しい作品を大きく出し、その下に一覧
個別投稿(single.html) 全幅の写真の見出し、プロジェクト情報、本文、共有ボタン、コメント、前後の作品
すべてのアーカイブ(archive.html)・カテゴリー(category.html)・タグ(tag.html) 見出し、絞り込みの帯、作品の一覧
投稿者(author.html) 投稿者の紹介と、作品の一覧
検索結果(search.html) 検索語と、見つかった作品の一覧
固定ページ(page.html) タイトルと本文
単一(singular.html) タイトルと本文だけ(専用のテンプレートが無いときの受け皿)
ページ: 404(404.html) 案内と検索フォーム
インデックス(index.html) ほかのテンプレートが無いときの受け皿

テンプレートパーツは「ヘッダー」「フッター」「コメント」の3つです。


トップページを自分のものにする

トップの文章・写真は、架空の写真家の見本です。「外観」→「エディター」でトップページのテンプレートを開き、ひとつずつ差し替えてください。

ヒーローを選ぶ

今のヒーローを削除して、「Blanky Studio パターン」から別のヒーローを入れます。

パターン 見え方 向いている人
ヒーロー:名前で押す(最初に入っているもの) 全面の写真に、名前を画面幅いっぱいの大きさで重ねる。右下に写真の題 「この1枚」がある人
ヒーロー:縦の写真と名前 片側に縦長の写真、もう片側に名前・一文・リンク 人物を撮る人、縦の写真が多い人
ヒーロー:ランダム配置 机に散らしたようなプリント6枚と、中央に名前の札。開くたびに写真の並びが入れ替わる 1枚より、撮っているものの幅を見せたい人
ヒーロー:クラシック 2.4 までのヒーロー(中央に見出しとボタン) —

「縦の写真と名前」と「ランダム配置」は上の地が明るいので、ヘッダーは最初から、スクロールしたあとの見た目(半透明の地に濃い文字)で表示されます。

ランダム配置の6枚は、画像ブロックとして1枚ずつ差し替えられます。置き場所は6か所で決まっていて、開くたびに入れ替わるのは写真だけです。Safari 26.2 以降では、写真の傾きも開くたびに変わります(CSS の random() に対応しているブラウザだけ。2026年10月時点)。

名前を変える

「名前で押す」のヒーローの名前には、最初はサイト名(「設定」→「一般」)が入ります。最初の単語が1行目、残りが2行目の斜体になります。サイト名を変えるか、ヒーローの見出しを直接書き換えてください。肩書き(「写真家 — 東京」など)・一文・写真の題も、ヒーローの中で直接書き換えます。

About

ステートメント(短い一文)、プロフィール、「撮っているもの」「活動拠点」を、そのまま書き換えます。写真は画像ブロックを選んで差し替えます。

お知らせを書く

作品もお知らせも、どちらも普通の「投稿」として書きます。テーマは「フォーマット」という設定(WordPress の機能としての名前は「投稿フォーマット」)で、作品とお知らせを見分けます。WordPress に元からある設定で、カテゴリーやタグとは別物です。

フォーマット テーマでの扱い 出る場所
標準(何もしなければこれ) 作品 トップの Works、作品一覧のページ
ステータス お知らせ トップのお知らせ欄だけ

お知らせの書き方: いつもどおり投稿を作り、編集画面の右側の設定で「フォーマット」(「カテゴリー」のすぐ上)をクリックし、開いた窓で「ステータス」を選びます。それ以外は、作品の投稿と同じです。

「お知らせ」という名前のカテゴリーを付けても、お知らせにはなりません。決め手はフォーマットだけです。何も変えていない投稿はすべて「標準」なので、作品として出ます。あとからフォーマットを変えると、その投稿は作品とお知らせの間を移ります。

シリーズ

「シリーズ:カードと目次」は2段になっています。

シリーズは、作品の投稿に付けるカテゴリーで分けます。シリーズ1つにカテゴリー1つ、と考えてください。

展示の告知とストアの見本が、大小2枚の写真の帯で入っています。文言・写真・リンク先を書き換えてください。使わないときは、帯ごと削除できます。

経歴

展示・受賞・出版・掲載の4つに分かれています。項目を増やすときは、行を複製して書き換えます。

必ず書き換えてください: 見本の経歴は「〇〇ギャラリー」「〇〇フォトコンテスト」のような架空のものです。そのまま公開すると、経歴を偽っていることになります。使わない区分は削除してかまいません。

問い合わせ口(Contact)

「撮影のご依頼」と「作品・展示のご相談」の2つの入口に、それぞれボタン(「撮影の依頼をメールで送る」「作品の相談をメールで送る」)があります。どちらも、最初は hello@example.com にメールを送るリンクです。ボタンを選んでリンクを開き、mailto:hello@example.com?subject=… の hello@example.com を自分のアドレスに書き換えてください。?subject= から後ろは、メールの件名です。

背景では、光の筋の中をほこりがゆっくり昇っていきます。端末で「視差効果を減らす」など動きを減らす設定にしている人には動かさず、Contact が画面に見えている間だけ動きます。

SNS のリンク

フッターに Instagram・X・Threads のアイコンが並んでいます。最初のリンク先は #(仮)です。フッターのソーシャルアイコンのブロックで、自分のアカウントのアドレスに書き換えてください。使わないものは削除できます。


作品を載せる

投稿のレイアウトを選ぶ

新しい投稿を作ると、レイアウトを選ぶ画面が開きます。写真の並びが違う5種類から選ぶと、その形が本文に入るので、あとは写真と文章を差し替えるだけです。

レイアウト 形
大きな写真1枚 全幅の写真と本文
写真2枚を並べる 本文、2枚並び、本文(対比に)
写真3枚を並べる 本文、3枚並び、本文(細部を見せるのに)
主役1枚+補足2枚 大きな写真、本文、小さな写真2枚
フォトエッセイ 台紙で囲んだ写真3枚を「広い→狭い→広い」で

途中から足したいときは、本文の「+」→「パターン」→「Blanky Studio パターン」から同じものを入れられます。

選ぶ画面が出ないときは、投稿の編集画面の右上「⋮」→「設定」→「インターフェース」で「スターターパターンを表示」をオンにしてください。この画面は、中身が空の新しい投稿でだけ開きます。

作品の投稿には、アイキャッチ画像を設定してください。トップの Works、作品一覧、作品ページの見出しの写真に使われます。アイキャッチが無い作品ページでは、見出しにテーマ同梱の写真が入ります。

プロジェクト情報

作品ごとに Client・Role・Year・Services を入れると、作品ページのタイトルの下に表示されます。仕事の作品を「どんな依頼で、何をしたか」と一緒に見せるための欄です。投稿の編集画面のサイドバーの「プロジェクト情報」で入力します。

右側には、その投稿の「抜粋」が出ます。4つの項目がすべて空で、抜粋も無い作品では、この欄は表示されません。

作品一覧のページ

作品一覧のページ(「表示設定」で選んだ投稿ページ)の先頭には、いちばん新しい作品を大きく出します。その下に、それまでの作品が並びます。

一覧は、大きさの違うカードを組み合わせた非対称の並びです。6件で1周して、どの行も端までそろうので、最後の行に空きができません。1ページの表示件数は8件です。画面幅 768px 未満では、1列に並びます。

画像のスタイル「マット付き」

画像ブロックを選び、右のパネルの「スタイル」で「マット付き」を選ぶと、額装したプリントのように、枠と台紙の余白で写真が囲まれます。キャプションは台紙の内側に入ります。写真を1枚ずつ「作品」として見せたいときに使ってください。

トップの Works の形を変える

トップの Works は、最初は横にスクロールするカルーセルです。「Works(ベントーグリッド)」に差し替えると、大きさの違うカードを組み合わせた並びになります。トップページのテンプレートで Works のセクションを削除し、「Blanky Studio パターン」から「Works(ベントーグリッド)」を入れてください。


パターン一覧

ブロックの挿入画面の「パターン」→「Blanky Studio パターン」に並ぶものです。

パターン 中身
ヒーロー:名前で押す/縦の写真と名前/ランダム配置/クラシック トップのヒーロー(ヒーローを選ぶ)
シリーズ:カードと目次 写真つきのカード3枚と、すべてのカテゴリーの目次
シリーズ:目次 すべてのカテゴリーの目次だけ
お知らせの帯 大小2枚の写真の帯
News お知らせ(ステータスの投稿)の一覧
経歴 展示・受賞・出版・掲載
職歴 2.4 までの Experience
Works(ベントーグリッド) トップの Works の別の形
フォトエッセイ・投稿の4種 作品の投稿のレイアウト(投稿のレイアウトを選ぶ)

スタイルバリエーションとダークモード

「外観」→「エディター」→「スタイル」で選びます。

名前 雰囲気
既定 モノクロ
Warm クリームやベージュの、温かい色
Dark 黒を基調にした暗い色

どの配色でも、補足の文字(日付・場所・ラベル)のコントラストは 4.5:1 以上にしています。

ダークモード

ヘッダーの太陽/月のボタンで、サイト全体が暗い配色に切り替わります。選んだ状態は、読者のブラウザに保存されます。端末(OS)の設定には追従しません。スタイルバリエーションとは別の仕組みなので、どの配色とも一緒に使えます。


日本語の表示

日本語の翻訳ファイル(languages/ja.po・ja.mo)を同梱しています。「設定」→「一般」のサイトの言語が日本語なら、テーマの文言とパターンの名前が日本語で表示されます。テーマ名やスタイルバリエーションの名前は、英語のままにしています。

このテーマの見出しは欧文向けに、字間を詰め、細く、行間を狭く組んでいます。そのまま和文に当てると字が潰れるので、日本語の部分(:lang(ja))にだけ、字送り・太さ・行送り・大きさの補正をかけています。日本語の見出しは明朝、本文やラベルはゴシックで表示されます。


自動アップデート

Blanky Studio は 369theme.com のアップデートサーバーと連携しており、WordPress 管理画面から最新版にアップデートできます。

アップデートの確認方法

更新確認は最大1時間キャッシュされます。「外観」→「テーマ」画面に表示される「今すぐ更新を確認」から、すぐに確認し直せます。新しいバージョンがあれば、通知が表示されます。

アップデート時の注意: テーマファイルを直接編集している場合、アップデートで上書きされます。カスタマイズは子テーマ、またはサイトエディター上で行うことをおすすめします。アップデート前に、サイトのバックアップを取ることをおすすめします。

2.4 までは、更新の前に functions.php と theme.json の控えを wp-content/uploads/ の中に保存し、サイトヘルスの「情報」タブに場所を出していました。2.5 からはこの処理はありません。以前の控えは残したままにしているので、不要なら削除してかまいません。


子テーマでのカスタマイズ

大事な注意: PHP と WordPress の知識が必要です。Blanky Studio を直接編集してカスタマイズすると、テーマをアップデートしたときにその変更が上書きされて消えてしまいます。カスタマイズを保護するために、子テーマの作成をおすすめします。サイトエディターでの編集はデータベースに保存されるので、子テーマはいりません。

  1. フォルダを作る
    wp-content/themes/ の中に、my-studio-child などの名前で空のフォルダを作ります。
  2. style.css に書く
    style.css を作り、先頭に次のコードを書きます。これで子テーマとして認識されます。ブロックテーマの子テーマなので、index.php はいりません。
    /**
     * Theme Name: My Studio Child
     * Template: blanky-studio
     * Text Domain: my-studio-child
     */
    
  3. functions.php に書く
    Blanky Studio は自分の CSS を部品ごとに読み込むので、子テーマの style.css は自動では読み込まれません。functions.php を作り、次のコードを書きます。blanky-studio-ja は Blanky Studio が最後に読み込む CSS です。最後の 20 は、Blanky Studio(10)より後に読み込むための指定です。Blanky Studio のすべての CSS の後に並ぶので、子テーマに書いた CSS で上書きできます。
    <?php
    function my_studio_child_enqueue_styles() {
    	wp_enqueue_style(
    		'my-studio-child-style',
    		get_stylesheet_uri(),
    		array( 'blanky-studio-ja' ),
    		wp_get_theme()->get( 'Version' )
    	);
    }
    add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'my_studio_child_enqueue_styles', 20 );
    
  4. 同梱の写真を差し替える
    テーマに同梱の写真(ヒーローの背景など)は、子テーマの同じ場所に同じ名前のファイルを置くと、そちらが使われます。たとえば my-studio-child/assets/images/image_bg.jpg を置くと、ヒーローの背景が変わります。置かなかった写真は、親テーマのものがそのまま使われます。
  5. テンプレートのファイルをコピーする
    変更したいテンプレートのファイルを、親テーマ blanky-studio から、子テーマの同じ場所(例:my-studio-child/templates/single.html)にコピーします。書き換えは子テーマのファイルで行います。

サポート・リソース

公式リソース

サポート