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個人塾のホームページをWordPressで作る方法|おすすめブロックテーマと選び方

文:mirokü / WordPress Core Contributor(6.7〜7.1 の5リリースに貢献)。WordPress.org でテーマ6本・プラグイン3本を公開しています。

チラシや口コミだけで生徒を集めている個人塾・学習塾の方に向けて、ホームページをWordPressで作る方法をまとめました。なぜ必要なのか、何を載せればいいのか、どんなテーマを選べばいいのかまで順番に解説します。

■ なぜ個人塾にホームページが必要なのか

「地域の口コミやチラシで十分」という個人塾も多いですが、保護者・生徒が塾を検討するとき、実際には次のような行動を取っています。

  • 知人に勧められた塾の名前をスマートフォンで検索し、実在を確認する
  • コース内容・料金・時間割を比較検討する
  • 体験授業の申込方法が分からず、問い合わせを諦めてしまう

ホームページがない、または情報が古いままだと、この検討段階で候補から外れてしまいます。ホームページは「新しい生徒を探しに行く」ためのものというより、「口コミで知った人を逃さない」ための受け皿として機能します。

■ 塾のホームページに載せる項目

保護者がいくつかの塾を比べているとき、判断材料が足りないページは、内容の良し悪し以前に候補から外れます。最低限、次の6つは載せておきたいところです。

  • コース内容:学年と目的(受験対策か、学校の補習か)の両方が分かるように書きます。「小学生コース」だけでは、どちらなのか判断できません
  • 時間割:曜日と時間に加えて、その枠に空きがあるかどうか。満席なら満席と書いたほうが、問い合わせの質が上がります。空き状況を色だけで示すと、色の見分けがつきにくい人には伝わらず、印刷したときにも消えてしまうため、「○ 空きあり」のように記号と言葉を併記します
  • 講師紹介:顔写真と名前、一言。子どもを預ける相手なので、経歴の長さより「どんな人か」が伝わることが大事です
  • 料金:入塾金・月謝・教材費・季節講習まで書きます。「詳しくはお問い合わせください」は、比較している保護者にとっては答えがないのと同じで、その時点で候補から外れます。金額が高くても、書いてあるほうが選ばれます
  • アクセス:住所と地図だけでなく、最寄り駅から徒歩何分か、駐輪場があるか、夜の帰り道はどうか。保護者が気にしているのは「うちの子が一人で通えるか」です
  • 体験授業の申し込み:電話番号だけにしないことです。平日の日中に電話できない保護者は多く、フォームを1つ置くだけで問い合わせは増えます。入力項目は名前・連絡先・希望日程くらいまでに絞ります

なお、検索から来た人は「〇〇市 塾 料金」のように具体的に調べるため、トップページではなく料金ページやアクセスページに直接たどり着きます。どのページから入っても、そこから他の情報に移動できるようにしておきましょう。

■ WordPressで作るメリット

個人塾のホームページ制作には、次のような選択肢があります。

  • 制作会社に外注する(初期費用が高め、更新のたびに依頼が必要)
  • 無料ホームページ作成サービスを使う(独自ドメインが使えない・広告が表示されるなど制約が多い)
  • WordPressで自分で作る(初期費用を抑えつつ、時間割や料金の変更を自分で反映できる)

特にWordPressの「ブロックテーマ」を使えば、コードの知識がなくても、記事編集と同じ操作感でページ全体を組み立てられます。開講コースが増えた、料金を改定した、時間割の空きが埋まった、といった変更も自分ですぐ反映できるのは、日々忙しい塾講師にとって大きなメリットです。

■ テーマの選び方

個人塾のホームページ用にテーマを選ぶときは、次の3点を確認しましょう。

  • 日本語表示が前提になっているか:海外製テーマは行間・禁則処理が日本語向けでないことが多く、読みにくくなりがちです
  • 上に挙げた6つの項目が、あらかじめ用意されているか:時間割や料金表をゼロから組み立てるのは手間がかかります。塾向けに作られたテーマなら、枠が最初から入っています
  • ブロックテーマ(サイトエディター対応)かどうか:コードを書かずに、自分でレイアウトを調整できるか

■ おすすめテーマ「Abira Academy」

Abira Academyは、個人塾・スクール向けに設計された日本語対応のWordPressブロックテーマです。買い切り、サイト数無制限で導入でき、月額費用はかかりません。

  • トップページは10セクション構成:ヒーロー、コース紹介、時間割、講師紹介、生徒・保護者の声、入塾までの流れ、よくある質問、アクセス、体験申込、お知らせ。上に挙げた項目が最初から並んでいます
  • コース・料金・アクセス・教室一覧の4ページは、ページのスラッグを courses / tuition / contact / classrooms にするだけでレイアウトが適用されます
  • 時間割の空き状況は記号と言葉で表示。色だけに頼らない作りになっています
  • よくある質問はWordPress標準のブロックで作られているため、キーボード操作や読み上げへの対応がブラウザ側の機能で担保されます
  • ヘッダーに文字サイズ(3段階)と高コントラストの切り替えを標準搭載。設定は次回訪問時も保持されます
  • カスタム投稿タイプを使っていないので、将来テーマを変えても入力した内容が消えません
  • WordPress 6.5以降 / PHP 7.4以降に対応、購入後1年間のメールサポート付き

コース紹介ページ、講師プロフィール、時間割、アクセス、体験申込フォームへの導線など、個人塾のホームページに必要な要素を、ブロックエディターの標準機能だけで組み立てられます。

■ 更新のしかた

コース内容や時間割の変更は、管理画面の「外観 → エディター」からサイトエディターを開いて編集します。記事を書く画面とは別の場所にありますが、操作感はブロックエディターと同じで、コードは書きません。

前述のとおりカスタム投稿タイプを使っていないため、入力した内容はテーマを変えても残ります。そのかわり、お知らせや合格実績のように件数が増えていく情報は、1件ずつテンプレートに追加していく形になります。年に一度の更新なら手間になりませんが、頻繁に増える情報だと積み上がっていきます。

その部分だけ、あとから自動表示に差し替えることもできます。時間割や合格実績を登録するだけで一覧に並ぶようにする改修は3万円から承っており、内容と金額の目安は商品ページの「コンテンツの更新について」にまとめています。

■ 導入の流れ

  • 商品ページから購入
  • 配布されるzipファイルをWordPress管理画面の「外観 → テーマ → 新規追加 → テーマのアップロード」からインストール・有効化
  • ロゴ・塾名・コース内容などをサイトエディターで入力(初期設定の目安は10分程度)

■ まとめ

個人塾のホームページは、新規集客そのものよりも「口コミで知った人を逃さない受け皿」として重要です。そのためには、コース内容・時間割・講師・料金・アクセス・体験申込という、保護者が比べている項目をきちんと載せておくことが先になります。WordPressのブロックテーマなら、初期費用を抑えつつ自分で更新し続けられます。個人塾・スクール向けに設計されたAbira Academyから検討してみてください。

ほかの教室については、英会話教室のホームページをWordPressで作る方法ピアノ教室のホームページをWordPressで作る方法でも解説しています。