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WordPress初期設定スタートガイド|インストール後にやる8つの設定【初心者向け】

文:mirokü / WordPress Core Contributor(6.7〜7.1 の5リリースに貢献)。WordPress.org でテーマ6本・プラグイン3本を公開しています。

WordPress のインストールが終わったら、記事を書き始める前に、いくつか設定しておきたいことがあります。この記事では、それを8つにしぼりました。

上から順に、このとおりに進めれば大丈夫です。すべて管理画面から設定でき、コードを書く必要はありません。各設定は「開く画面」「やること」「なぜやるのか」「くわしく」の順に書いています。まず手を動かしたい人は、「やること」だけを読んで進めてもかまいません。

画面の文言は、WordPress 7.1 の日本語版のものです。

■ 最初にやる8つの設定

順番設定開く画面
1サイトの名前を決める設定 → 一般
2URL の形(パーマリンク)を決める設定 → パーマリンク
3最初から入っている見本の記事を消す投稿 → 投稿一覧、固定ページ → 固定ページ一覧
4使わないテーマ・プラグインを消すプラグイン → インストール済みプラグイン、外観 → テーマ
5日本語用のプラグインを入れるプラグイン → プラグインを追加
6サイトに表示される名前を変えるユーザー → プロフィール
7検索エンジンとコメントの設定を決める設定 → 表示設定、設定 → ディスカッション
8自動更新を確かめるダッシュボード → 更新

2番だけは、記事を書き始める前に決めてください。ほかの設定は、あとから変えても、公開済みの記事に影響しません。それでも最初にまとめて済ませておくと、あとで見直す手間が減ります。

■ 1. サイトの名前を決める

開く画面

「設定」→「一般」

やること

  1. 「サイトのタイトル」に、サイトの名前を入れる
  2. 「キャッチフレーズ」に、サイトをひとことで表す文を入れる(空でもよい)
  3. 次の項目が正しいか見る(下の表)
  4. 「変更を保存」を押す

なぜやるのか

サイトのタイトルは、ブラウザのタブや検索結果に表示されます。仮の名前のままだと、そのまま人の目に触れてしまいます。

くわしく:この画面で見ておく項目

項目見ること
サイトのタイトルサイトの名前。ブラウザのタブ、検索結果、テーマによってはヘッダーに出る
キャッチフレーズサイトの説明文。テーマによっては、タイトルの下に表示される
WordPress アドレス (URL)
サイトアドレス (URL)
https:// で始まっているか。http:// なら、ここではすぐに書き換えず、先にサーバー会社の管理画面で SSL(https)が有効になっているかを確かめる
管理者メールアドレスふだん見ているアドレスか。自動更新のお知らせなど、サイトの管理についての連絡がここに届く
メンバーシップ「だれでもユーザー登録ができるようにする」は、チェックを外したままにする。会員制のサイトでなければ要らない
サイトの言語「日本語」になっているか
タイムゾーン「東京」になっているか。日本語版なら最初から東京

WordPress アドレスとサイトアドレスは、入力をまちがえると管理画面に入れなくなることがあります。https:// になっていれば、触らずにそのままにしておきましょう。

■ 2. URL の形(パーマリンク)を決める

開く画面

「設定」→「パーマリンク」

やること

  1. 「投稿名」を選ぶ
  2. 「変更を保存」を押す

なぜやるのか

パーマリンクとは、記事ごとの URL のことです。途中で変えると、すでに公開した記事の URL がすべて変わり、SNS で紹介されたリンクや、検索結果からのリンクがつながらなくなります。WordPress の公式ドキュメントも、パーマリンクは「変えるべきではない」ものだと書いています。

だから、記事を書く前に決めておくのです。

くわしく:6つの選択肢

選択肢URL の例向いている人
基本example.com/?p=123おすすめしない。何の記事か分からない
日付と投稿名example.com/2026/10/16/sample-post/日記やニュースのように、日付が大事なサイト
月と投稿名example.com/2026/10/sample-post/同上
数字ベースexample.com/archives/123スラッグを毎回考えるのが面倒な人
投稿名example.com/sample-post/迷ったらこれ。短くて、何の記事か分かる
カスタム構造自分で組み立てるカテゴリー名を入れたいなど、こだわりがある人

くわしく:日本語のタイトルとスラッグ

「投稿名」を選んで、日本語のタイトルの記事を書くと、URL が %E3%81%82... のような長い文字の並びになります。日本語の文字を、URL で使える形に置きかえるためです。SNS に貼ると読めない URL になってしまいます。

これを避けるには、記事を書くたびに、投稿の設定欄の「リンク」から「スラッグ」(URL の最後の部分)を英数字に変えます。

  • 例:タイトル「WordPress の初期設定」→ スラッグ first-settings
  • 単語のあいだは、ハイフン(-)でつなぐ
  • 短く、内容が分かる言葉にする

毎回考えるのが面倒なら、記事の番号が URL になる「数字ベース」を選ぶ方法もあります。

くわしく:同じ画面の「オプション」

画面の下のほうに、「カテゴリーベース」と「タグベース」という項目があります。カテゴリーやタグの一覧ページの URL に入る言葉で、空のままなら category と tag が使われます。言葉は変えられますが、URL から無くすことはできません。最初は空のままで大丈夫です。

■ 3. 最初から入っている見本の記事を消す

開く画面

「投稿」→「投稿一覧」、「固定ページ」→「固定ページ一覧」

やること

  1. 「投稿一覧」で、「Hello world!」を「ゴミ箱へ移動」する
  2. 「固定ページ一覧」で、「サンプルページ」を「ゴミ箱へ移動」する
  3. それぞれの一覧で「ゴミ箱」を開き、「完全に削除する」を押す

なぜやるのか

見本の記事やページを残したまま公開すると、「Hello world!」がサイトに表示されたままになります。自分のサイトに必要な記事だけが並ぶように、最初に片づけておきましょう。

「完全に削除する」を押すと、元に戻せません。消すものがまちがっていないか、確かめてから押してください。

くわしく:最初から入っている見本

見本場所中身
Hello world!投稿「WordPress へようこそ。こちらは最初の投稿です。」から始まる記事
サンプルページ固定ページ固定ページの見本
見本のコメント「Hello world!」に付いている「WordPress コメントの投稿者」からのコメント

記事をゴミ箱に入れると、付いているコメントもサイトに表示されなくなります。ゴミ箱に入れただけではデータは残っているので、最後に「完全に削除する」まで進めてください。

■ 4. 使わないテーマ・プラグインを消す

開く画面

「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」、「外観」→「テーマ」

やること

  1. 「インストール済みプラグイン」で、使わないプラグインを「削除」する
  2. 「テーマ」で、使っていないテーマの「テーマの詳細」を開き、「削除」する
  3. ただし、名前が「Twenty」で始まる標準のテーマを、1つだけ残す

なぜやるのか

無効化しているだけでは、テーマやプラグインのファイルはサーバーに残ったままです。使っていないものでも、弱点(脆弱性)が見つかることがあります。いらないものは削除し、残したものは更新を続けましょう。

くわしく:消してよいもの、残すもの

どうする理由
Hello Dolly(プラグイン)消してよい管理画面に歌詞の一節を表示するだけの、見本のプラグイン
いま使っているテーマ残すサイトの見た目そのもの。使っているテーマは削除できない
Twenty で始まる標準のテーマ1つ残す使っているテーマに問題が起きたとき、WordPress が代わりに使う
そのほかのテーマ消してよい使っていないファイルを残さない

標準のテーマを全部消すと、「ツール」→「サイトヘルス」に「デフォルトテーマを利用可能にしましょう」と表示されます。いま使っているテーマが Twenty で始まるテーマなら、それが標準のテーマなので、ほかの Twenty テーマは消してもかまいません。

レンタルサーバーの「かんたんインストール」で入れた場合、サーバー会社のプラグインが入っていることもあります。何のプラグインか分からないときは、消す前にサーバー会社の説明を見てください。

■ 5. 日本語用のプラグインを入れる

開く画面

「プラグイン」→「プラグインを追加」

やること

  1. 「プラグインの検索」に WP Multibyte Patch と入れる
  2. 「今すぐインストール」を押す
  3. 終わったら「有効化」を押す

有効化すれば、設定は要りません。

なぜやるのか

WordPress は世界中で使われているソフトなので、英語を前提に作られている部分があります。WP Multibyte Patch は、そこを日本語に合うように補うプラグインです。WordPress.org で配布されていて、100万以上のサイトで使われています。

くわしく:入れると何が変わるか

主な機能入れないと
日本語のファイル名を、アップロード時に英数字の名前に変える「写真.jpg」のような名前のまま保存される
全角スペースでも、検索の言葉を区切る「WordPress 設定」が1つの言葉として検索される
記事の抜粋を、文字数で数える抜粋の長さが日本語に合わないことがある
日本語のトラックバック・ピンバックを正しく受け取る文字化けすることがある

プラグインはほかにもたくさんありますが、最初はこれだけで十分です。お問い合わせフォームやバックアップなどは、必要になったときに、何をするものかを確かめながら1つずつ足しましょう。プラグインは、増やすほど更新の手間も増えます。

■ 6. サイトに表示される名前を変える

開く画面

「ユーザー」→「プロフィール」

やること

  1. 「ニックネーム」に、サイトで見せたい名前を入れる
  2. 「ブログ上の表示名」で、いま入れたニックネームを選ぶ
  3. 「プロフィールを更新」を押す

なぜやるのか

テーマによっては、記事に書いた人の名前が表示されます。最初は、ログインに使うユーザー名がそのまま表示名になっていることがあります。ユーザー名がサイトに出ていると、ログインの手がかりを1つ見せていることになります。表示名とユーザー名は別のものと覚えておきましょう。

くわしく:ユーザー名と表示名の違い

ユーザー名ブログ上の表示名
使う場面ログインするとき記事の書き手として、サイトに表示されるとき
あとから変えられるか変えられない(画面にも「ユーザー名は変更できません。」とある)いつでも変えられる
見せてよいか見せないほうがよい見せるための名前

■ 7. 検索エンジンとコメントの設定を決める

開く画面

「設定」→「表示設定」、「設定」→「ディスカッション」

やること

  1. 「表示設定」の「検索エンジンでの表示」を見る。「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」は、作っている途中だけチェックを入れ、公開するときに外す
  2. 「ディスカッション」で、コメントを受け付けるかどうかを決める
  3. それぞれ「変更を保存」を押す

なぜやるのか

検索エンジンのチェックを外し忘れると、公開しても Google などの検索結果に出てきません。ただし、チェックを外しても、すぐに検索結果に出るとは限りません。検索エンジンがサイトを見つけて載せるまでには、時間がかかります。

コメントを受け付けていると、迷惑なコメントが届くことがあります。使う予定がなければ、最初から閉じておくと管理の手間が減ります。

くわしく:コメントの設定

どうしたいか設定
コメントを使わない「新しい投稿へのコメントを許可する」のチェックを外す
コメントを使うが、自分で確かめてから表示したい「コメント表示条件」の「コメントの手動承認を必須にする」にチェックを入れる
一度承認した人のコメントは、すぐ表示したい「コメント表示条件」の「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする」にチェックを入れる

「新しい投稿へのコメントを許可する」は、名前のとおり、これから書く記事に効く設定です。最初に決めておけば、迷う必要はありません。

■ 8. 自動更新を確かめる

開く画面

「ダッシュボード」→「更新」、「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」、「外観」→「テーマ」

やること

  1. 本体:「更新」の画面に、「このサイトは WordPress のメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。」と出ているか見る
  2. プラグイン:「インストール済みプラグイン」の一覧で、プラグインごとに「自動更新を有効化」を押す
  3. テーマ:「外観」→「テーマ」で、使っているテーマの画像を押し、作者名の下にある「自動更新を有効化」を押す

なぜやるのか

WordPress 本体やプラグイン、テーマの弱点は、見つかるたびに直されています。でもその修正は、更新して初めて自分のサイトに届きます。くわしくは、WordPressは脆弱性が多くて危ない?にまとめています。

くわしく:プラグインとテーマの自動更新

  • 自動更新は、プラグインごと・テーマごとに有効にします。まとめて有効にしたいプラグインは、一覧のチェックボックスで選び、上の「一括操作」から「自動更新を有効化」を選んで「適用」を押します
  • WordPress は、1日に2回、自動更新があるかを確かめています
  • 自動更新が行われると、管理者メールアドレスにお知らせが届きます。お知らせが来たら、サイトを開いて、表示がおかしくなっていないか見ておくと安心です
  • 「自動更新を有効化」が見当たらないときは、サーバー会社やプラグインが、自動更新を止めていることがあります

くわしく:本体の自動更新の種類

「更新」の画面では、本体の自動更新を2つの中から選べます。

表示自動で当たる更新
メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみ7.1.2 → 7.1.3 のような、末尾の数字だけが上がる小さな更新
すべての新しいバージョン7.1 → 7.2 のような大きな更新も含む

はじめは、小さな更新だけが自動で当たる状態で十分です。大きな更新は、お知らせが来たら、手で更新しましょう。

■ 終わったら:サイトヘルスで確かめる

8つの設定が終わったら、「ツール」→「サイトヘルス」を開いてみてください。WordPress が、サイトの状態を自動で調べて、直したほうがよいところを教えてくれます。

ここに出る項目は、サーバーの設定など、管理画面だけでは直せないものもあります。分からないものは、あわてずにサーバー会社の案内を見るか、そのままにしておいてかまいません。

■ チェックリスト

  • □ サイトのタイトルを入れた。言語は日本語、タイムゾーンは東京になっている
  • □ URL が https:// で始まっている
  • □ 管理者メールアドレスが、ふだん見ているアドレスになっている
  • □ パーマリンクを決めた(「投稿名」なら、スラッグは英数字にする)
  • □ 「Hello world!」と「サンプルページ」を完全に削除した
  • □ 使わないプラグインとテーマを削除した
  • □ 予備の標準テーマを1つ残した
  • □ WP Multibyte Patch を有効化した
  • □ ブログ上の表示名を、ニックネームにした
  • □ 検索エンジンの設定を確かめた(公開の日にもう一度見る)
  • □ コメントを受け付けるか決めた
  • □ 本体・プラグイン・テーマの自動更新を確かめた

ここまでできたら、初期設定はひとまず完了です。あとは記事を書きながら、必要な機能を少しずつ足していきましょう。

■ よくある質問

パーマリンクを、あとから変えたくなったら?

変えることはできますが、公開済みの記事の URL がすべて変わり、それまでのリンクがつながらなくなります。記事が少ないうちほど影響は小さいので、変えるなら早めに決めてください。

ユーザー名を変えたいときは?

WordPress の画面からは、ユーザー名を変えられません。サイトに出したくないだけなら、「6. サイトに表示される名前を変える」の手順で、表示される名前を変えれば十分です。

WP Multibyte Patch のほかに、入れておくべきプラグインは?

最初は、ほかに入れなくても記事は書けます。お問い合わせフォームやバックアップなどは、必要になったときに入れましょう。入れる前には、そのプラグインの「最終更新日」を見て、長く更新されていないものは避けてください。

検索エンジンのチェックを外したのに、検索結果に出ません

検索エンジンがサイトを見つけて載せるまでには、時間がかかります。チェックを外してすぐに出るとは限りません。

設定をまちがえたら?

パーマリンク以外は、あとから何度でも変えられます。同じ画面を開いて、設定し直してください。ただし「設定」→「一般」の「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」だけは、まちがえると管理画面に入れなくなることがあるので、分からなければ触らないでください。

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■ 参考にした資料

この記事の内容は、2026年10月時点のものです。