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ピアノ教室のホームページをWordPressで作る方法|おすすめブロックテーマと選び方

Words: mirokü / WordPress Core Contributor (contributed to 5 releases, 6.7〜7.1). Publishes 6 themes and 3 plugins on WordPress.org.

個人でピアノ教室を開いている方に向けて、教室のホームページをWordPressで作る方法をまとめました。実際のピアノ教室のサイトを調べて、何が載せられているかを数えるところから始めます。そのうえで、何を用意すればいいか、どんなテーマを選べばいいかを順番に解説します。

■ ピアノ教室のサイト8件を調べました

「何を載せるべきか」は人によって言うことが違います。そこで、実際に運営されている個人ピアノ教室のサイト8件について、ナビゲーションメニューにどんな項目があるかを数えました。2026年9月時点の調査です。

項目8件中
講師紹介・プロフィール8
レッスン内容・コース8
ブログ・お知らせ8
発表会・イベント7
お問い合わせ7
体験レッスン6
アクセス・教室案内6
レッスン料金5
コンクール実績・受賞歴3
生徒・保護者の声2
よくある質問2
レッスン空き状況1
練習室貸出1
出張レッスン1
入会までの流れ1

対象は高知・横浜・神戸・西宮・宮崎・大阪・千葉などの個人教室8件です。そのうち5件は Jimdo や Ameba Ownd といった無料サービスで作られていました。個人教室のサイトは、まずそうした無料ツールで始めて、あとから独自ドメインへ移るという流れが多いようです。

ここから2つのことが分かります。

■ 発表会は、ほぼ全部のサイトが持っている

講師紹介・コース・お知らせに次いで、発表会・イベントが8件中7件。ほぼ標準装備です。

これは学習塾のサイトには無い項目です。塾には合格実績がありますが、発表会はありません。逆にピアノ教室では、発表会が教室の性格をいちばん表します。

  • 年に何回開催しているか
  • 会場はどこか(ホールか、教室の中か)
  • 参加は必須か任意か
  • 参加費はいくらか
  • 過去の写真・プログラム

とくに「必須か任意か」は書いておいたほうがいい項目です。ここは家庭によって希望が正反対で、「しっかり舞台を経験させたい」家庭と「楽しく続けられればいい」家庭のどちらもいます。書いていないと、入会したあとでミスマッチが起きます。

■ 料金を載せているのは、8件中5件だけ

もうひとつの発見です。3件は料金をメニューに出していません。

検索する人は「〇〇市 ピアノ教室 月謝」のように具体的に調べます。金額が書いていないページは、比較の土俵に乗っていないのと同じです。

つまりここは、載せるだけで差がつく項目です。書くときは月謝だけでなく、月謝以外にかかるお金まで並べます。

  • 入会金(初回のみ)
  • 月謝(回数別・時間別)
  • 教材費
  • 発表会費(会場費・写真代・花代などが別途かかることがある)
  • コンクール参加費
  • 季節ごとの特別レッスン費

ピアノ教室は月謝以外の出費が意外とあります。あとから知らされると不信感につながるので、総額が高くても先に書いてあるほうが選ばれます。「2026年4月現在」のように、いつ時点の金額かも添えておくと親切です。

■ なぜピアノ教室にホームページが必要なのか

ピアノ教室は紹介や口コミで生徒が集まることが多く、「宣伝しなくても回っている」という先生も少なくありません。ただ、紹介された保護者は、そのあとほぼ確実に検索します。

  • 教室名や先生の名前で検索して、実在と場所を確認する
  • 月謝と、月謝以外にかかる費用を知りたい
  • どんな先生なのかを、申し込む前に知っておきたい
  • 大手の音楽教室と、個人の教室のどちらにするか迷っている

自宅を教室にしている場合、看板を大きく出せないことも多く、外から様子が分かりません。そのぶんホームページが「実在と雰囲気を確認する場所」として働きます。ホームページは新しい生徒を探しに行くためというより、紹介で名前を知った人を逃さないための受け皿だと考えると分かりやすいと思います。

■ ピアノ教室のホームページに載せる項目

調査で多かった順に、中身をどう書くかをまとめます。

  • 講師のプロフィール(8/8):顔写真と、どんな指導をするか。音大卒かどうかといった経歴より、「厳しく仕上げるのか、楽しく続けさせるのか」といった方針のほうが、保護者は知りたがっています。演奏の動画や音源を置ければ、それが一番強い自己紹介になります
  • レッスンの形態と時間(8/8):個人かグループか、1回30分か45分か、月に何回か。とくに振替ができるかどうかは、共働きの家庭にとって決め手になります
  • お知らせ・ブログ(8/8):休講、発表会の告知、レッスンの様子。更新されていること自体が「いま動いている教室」の証拠になります
  • 発表会(7/8):前述のとおり。必須か任意か、費用はいくらか
  • 体験レッスンの申し込み(6/8):電話番号だけにしないことです。平日の日中に電話できない保護者は多く、フォームを1つ置くだけで問い合わせは増えます。入力項目は名前・連絡先・お子さんの年齢・希望日程くらいまでに絞ります
  • 場所と通わせ方(6/8):自宅教室で番地まで出したくない場合は、「〇〇駅から徒歩5分」「〇〇小学校の近く」といった範囲だけ書いて、詳しい住所は申し込み後に伝える形でも構いません。あわせて、駐車場や送迎時の待機場所があるかどうかも書いておくと親切です
  • 月謝(5/8):前述のとおり。載せるだけで差がつきます
  • どんな生徒が通っているか:何歳から受け入れるか、大人のレッスンはあるか、初心者は歓迎か、音大受験や保育士試験に対応するか。「うちの子(自分)が対象なのか」が分からないと、問い合わせに進めません

■ WordPressで作るメリット

ピアノ教室のホームページ制作には、次のような選択肢があります。

  • 制作会社に外注する(初期費用が高め、更新のたびに依頼が必要)
  • 無料ホームページ作成サービスを使う(独自ドメインが使えない・広告が表示されるなど制約が多い)
  • WordPressで自分で作る(初期費用を抑えつつ、空き枠や月謝の変更を自分で反映できる)

調べた8件のうち5件が無料サービスで作られていました。始めるには手軽ですが、独自ドメインが使えない、広告が出る、サービス終了のリスクがあるといった制約がついて回ります。

そしてピアノ教室のホームページは、作って終わりになりません。発表会の写真やお知らせは毎年足していくことになります。更新のたびに制作会社へ依頼していると、費用も手間もかかって、結局そのまま古くなってしまいます。

WordPressの「ブロックテーマ」を使えば、コードの知識がなくても、文章を書く感覚でページを組み立てられます。

■ テーマの選び方

  • 日本語表示が前提になっているか:海外製テーマは行間・禁則処理が日本語向けでないことが多く、読みにくくなりがちです
  • 上に挙げた項目が、あらかじめ用意されているか:月謝表や講師紹介をゼロから組み立てるのは手間がかかります。教室向けに作られたテーマなら、枠が最初から入っています
  • ブロックテーマ(サイトエディター対応)かどうか:コードを書かずに、自分でレイアウトを調整できるか

■ おすすめテーマ「Abira Academy」

Abira Academyは、個人塾・スクール向けに設計された日本語対応のWordPressブロックテーマです。買い切り、サイト数無制限で導入でき、月額費用はかかりません。

もともと学習塾向けに作ったテーマなので、ピアノ教室で使う場合に足りるところと足りないところを、調査結果と突き合わせて正直に書いておきます。

ピアノ教室の項目Abira Academy
講師紹介 8/8講師紹介セクション
レッスン内容・コース 8/8コース紹介セクション+コース専用ページ
お知らせ 8/8お知らせセクション
発表会 7/8専用のセクションはまだありません(次回のアップデートで追加予定。下記参照)
体験レッスン 6/8体験申込セクション(tel:リンク設定済み)
アクセス 6/8アクセスセクション+教室一覧ページ
月謝 5/8料金専用ページ
コンクール実績 3/8合格実績セクションを読み替えて使えます
生徒の声 2/8生徒・保護者の声セクション
よくある質問 2/8よくある質問セクション
入会までの流れ 1/8入会までの流れセクション

発表会だけ、専用のセクションがありません。学習塾向けに作ったテーマなので、合格実績はあっても発表会は想定していませんでした。

今回の調査で7/8の教室が持っている項目だと分かったため、次回のアップデートで発表会のセクションを追加する予定です。ピアノ教室に限らず、音楽教室・ダンス教室・バレエ教室など、発表の場がある教室で使えるものにします。

Abira Academy のアップデート提供は無期限(自動更新対応)なので、先に購入された方にも追加分が届きます。ただし公開時期は確定していません。いますぐ発表会のページが必要な場合は、次の方法で運用してください。

逆に、時間割(空き状況)のセクションはピアノ教室では出番が少ないかもしれません。調査では8件中1件しか載せていませんでした。個人レッスンは枠の調整を個別に相談することが多いためだと思われます。使わない場合は削除できます。

そのほかの特徴です。

  • コース・料金・アクセス・教室一覧の4ページは、ページのスラッグを courses / tuition / contact / classrooms にするだけでレイアウトが適用されます
  • よくある質問はWordPress標準のブロックで作られているため、キーボード操作や読み上げへの対応がブラウザ側の機能で担保されます
  • ヘッダーに文字サイズ(3段階)と高コントラストの切り替えを標準搭載。設定は次回訪問時も保持されます
  • カスタム投稿タイプを使っていないので、将来テーマを変えても入力した内容が消えません
  • WordPress 6.5以降 / PHP 7.4以降に対応、購入後1年間のメールサポート付き

■ 発表会のページをつくる

専用セクションが無くても、発表会のページは作れます。3つの方法があります。

方法1:投稿(お知らせ)で運用する

いちばん手軽で、追加費用もかかりません。

  • WordPressの「投稿」で、発表会ごとに1件書く
  • カテゴリーを「発表会」にする
  • メニューに「発表会」を追加し、そのカテゴリーの一覧ページにリンクする

この作りなら、年を重ねるごとに自動で一覧が増えていきます。写真もプログラムも投稿の中に入れられます。調べた8件のうち何件かも、この形(ブログのカテゴリー)で運用していました。

方法2:アップデートを待つ

前述のとおり、発表会セクションは次回のアップデートで追加する予定です。アップデートは無期限・自動更新対応なので、待っていれば届きます。急がない場合はこれでも構いません。

方法3:いますぐ専用セクションを作り込む

トップページの構成に合わせて作り込みたい場合は、カスタマイズでも対応できます。内容と金額の目安は商品ページの「コンテンツの更新について」にまとめています。

まずは方法1で始めるのをおすすめします。投稿で運用してみて、件数が増えてから見せ方を考えても遅くありません。投稿で作った発表会の記事は、あとでセクションを追加してもそのまま残ります。

■ 導入の流れ

  • 商品ページから購入(買い切り、クレジットカード決済)
  • 配布されるzipファイルをWordPress管理画面の「外観 → テーマ → 新規追加 → テーマのアップロード」からインストール・有効化
  • 教室名・講師プロフィール・レッスンコースなどをサイトエディターで入力(初期設定の目安は10分程度)
  • スラッグが contact の固定ページを作る(体験申込ボタンの飛び先がここに固定されているため)
  • 電話番号を tel: リンクに差し替える
  • 「発表会」カテゴリーを作り、メニューに追加する
  • スマートフォンで表示を確認して公開

■ よくある失敗

よくある状態何が起きるか
月謝が書いていない「〇〇市 ピアノ教室 月謝」で調べている人の比較対象にならない
発表会費を書いていない入会後に知らされ、不信感につながる
発表会が必須か任意か書いていない方針の違う家庭が入会し、あとでミスマッチが起きる
振替の可否を書いていない共働き家庭が判断できず、問い合わせに至らない
電話番号が文字のままスマホでタップしても発信できない
contact ページを作っていない体験申込ボタンの飛び先がなく、押しても表示されない
お知らせが何年も止まっているまだ続いている教室なのかを疑われる

■ まとめ

  • 個人ピアノ教室8件を調べたところ、講師紹介・コース・お知らせが8/8、次いで発表会が7/8
  • 月謝を載せているのは5/8だけ。載せるだけで差がつく
  • 発表会は必須か任意か、費用はいくらかまで書く。ここが家庭ごとに希望が分かれる
  • 8件中5件は無料サービス。独自ドメインと更新のしやすさを取るならWordPress
  • Abira Academy は発表会だけ専用セクションが無い。次回のアップデートで追加予定だが、いまは投稿(カテゴリー)で運用できる

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