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英会話教室のホームページをWordPressで作る方法|おすすめブロックテーマと選び方

Words: mirokü / WordPress Core Contributor (contributed to 5 releases, 6.7〜7.1). Publishes 6 themes and 3 plugins on WordPress.org.

個人で英会話教室を運営している方に向けて、教室のホームページをWordPressで作る方法をまとめました。実際の英会話教室のサイト10件を調べて、何が載せられているかを数えるところから始めます。そのうえで、何を用意すればいいか、どんなテーマを選べばいいかを順番に解説します。

■ 英会話教室のサイト10件を調べました

実際に運営されている個人・小規模の英会話教室のサイト10件について、どんなページを持っているかを数えました。サイトマップからページ一覧を取得しているので、メニューに出ていないページも含まれています。2026年9月時点の調査です。

項目10件中
クラス・コース案内10
料金・月謝9
お問い合わせ9
教室紹介・理念7
講師紹介6
体験レッスン4
お知らせ・ブログ4
英検(対策・合格実績)3
受講者・保護者の声3
イベント(ハロウィン等)3
アクセス3
時間割・スケジュール2
よくある質問2
オンライン予約2
ギャラリー・動画1
入学の流れ1
法人向け研修1

対象は相模原・千葉・長野・名古屋・大阪・京都・群馬・静岡・愛知の個人教室10件です。

ひとつ、はっきりした傾向がありました。10件すべてが Wix か Jimdo で作られていました。独自ドメインの個人教室は検索では見つけにくく、上位は大手チェーンが占めています。個人の教室は、まず無料サービスで始めるのが通例のようです。

■ 料金を出しているのは9割

10件中9件が料金を載せています。これは高い数字です。

同じ方法で調べたピアノ教室では、料金を載せていたのは8件中5件(63%)でした。英会話教室のほうが、料金を先に出す文化があるようです。

項目英会話(10件)ピアノ(8件)
料金を載せている9割63%
講師紹介がある6割10割

つまり英会話では、料金を書くのは差別化ではなく前提です。書いていないと、それだけで比較の土俵から外れます。

逆に講師紹介は6割しかありません。ピアノ教室が10割なのと対照的です。

これには理由があります。英会話教室は、講師の入れ替わりが起きやすい業種です。外国人講師が中心の教室ではとくにその傾向が強く、1年単位で顔ぶれが変わることもめずらしくありません。

ピアノ教室は先生がそのまま教室の看板なので、講師紹介は最初から最後まで変わりません。英会話教室は事情が違います。講師の顔写真と名前を並べたページを作ると、更新が追いつかなくなります。やめた講師が載ったままのページは、載せていないより印象が悪い。

6割という数字は、書いていないというより「書いても保てない」ことへの現実的な判断だと見たほうが正確です。だからこの項目は、書くか書かないかではなく、何を書くかの問題になります。次の項で整理します。

■ 講師について何を書くか

教室の事情によって、書くべきものが正反対になります。

教室の事情書くこと
講師が変わらない
(自分ひとり、または固定の少人数)
個人のプロフィールをしっかり書く。顔写真、指導歴、方針。大手との一番はっきりした違いになるので、ここが最大の差別化になります
講師が入れ替わる
(外国人講師が中心など)
個人名ではなく体制を書く。どういう基準で採用しているか(資格・指導経験・出身)、担任制か持ち回りか、日本人スタッフが同席するか

入れ替わりがある教室で、個人ページを作り込むのはおすすめしません。更新されないページは、教室が止まっている印象を与えます。写真を載せるなら、個人のプロフィール写真より授業風景のほうが長く使えます。

どちらの場合でも、必ず書いておきたいことが1つあります。「担当の講師は変わりますか」への答えです。変わらないなら強みとして、変わるなら仕組みとして(引き継ぎの方法、日本人スタッフの継続性など)書いておくと、入会後のすれ違いが減ります。

■ 英検は3件だけ。ただし、やる教室は徹底的

英検・TOEICなど試験への対応を載せていたのは、10件中3件でした。少なく見えますが、載せている教室の徹底ぶりが際立ちます。

  • 長野のある教室は、英検関連だけで4ページ持っています(年度別の合格者ページを毎年積み上げている形です)
  • 群馬のある教室は、ナビゲーションに「英検合格実績」を独立した項目として置いています

ここから分かるのは、英検は「ついでに書く項目」ではないということです。やるなら実績を積み上げて見せる、やらないなら方針として書く。中途半端に触れるのが一番よくありません。

「話せるようになってほしい」家庭と「英検を取らせたい」家庭では、求めるものが違います。どちらの教室なのかを書いておかないと、入会後にすれ違います。

■ なぜ個人の英会話教室にホームページが必要なのか

英会話は、大手スクールが広告を出している分野です。「英会話」だけで検索すれば、上位は全国チェーンで埋まります。個人の教室が同じ土俵で戦う必要はありませんが、比較はされます。

保護者や受講希望者は、実際には次のような動き方をしています。

  • 「〇〇市 英会話 子ども」のように、地域を付けて検索する
  • 知人に勧められた教室の名前で検索し、実在と場所を確認する
  • 大手と個人の教室を並べて、講師・人数・月謝を比べる
  • 無料体験を申し込みたいが、申込方法が分からず諦める

このとき、個人の教室には大手にない強みがあります。講師が途中で変わらないこと、クラスが小さいこと、事情に合わせて融通が利くことです。ところが、それをホームページに書いていない教室がとても多い。書いていなければ、比較の材料は月謝だけになり、価格勝負に持ち込まれてしまいます。

とくに「講師が変わらない」は、書けば効くのに書かれていないことが多い項目です。大手では担当が変わるのが普通なので、変わらないことは明確な違いになります。前述のとおり講師が入れ替わる教室もあるので、当てはまる教室だけの話にはなりますが、当てはまるなら書かない手はありません。

■ 英会話教室のホームページに載せる項目

英会話教室は「続けられそうか」「自分(子ども)のレベルに合っているか」で判断されます。次の7つは載せておきたいところです。

  • 講師について(調査6/10):前述のとおり、教室の事情によって書くことが変わります。共通して書いておきたいのは、ネイティブ講師か日本人講師か、そして日本語で説明できるかどうか。初心者や小さい子どもの場合、日本語で補足してもらえるほうが安心という家庭は多く、「ネイティブかどうか」だけが基準ではありません
  • クラスの形態と人数(調査10/10):グループかマンツーマンか、1クラス何人までか。「少人数制」とだけ書かず、最大4名まで、のように実数で書きます。1回何分・月何回かもあわせて明記します
  • 対象とレベル分け:幼児・小学生・中高生・大人・ビジネスのどこに対応するか。そして、初めての人が途中から入れるのかどうか。英会話は継続型の教室なので、「今から入って大丈夫か」が分からないと問い合わせに進めません。調査した教室には、学年別にページを分けているところもありました
  • 月謝と教材費(調査9/10):入会金、月謝に加えて、教材費は年間でいくらかを書きます。英会話は教材の費用がまとまってかかることがあり、あとから知らされると不信感につながります。年度更新料がある場合もここに書きます
  • 英検・TOEICなど試験への対応(調査3/10):前述のとおり。対応するのか、しないのか、方針をはっきり書きます
  • オンライン対応の有無:休んだ回をオンラインで振り替えられるか、そもそもオンライン受講ができるか。体調不良や転居の可能性を考える人にとって、判断材料になります
  • 体験レッスンの申し込み(調査4/10):電話番号だけにしないことです。平日の日中に電話できない人は多く、フォームを1つ置くだけで問い合わせは増えます。入力項目は名前・連絡先・年齢(学年)・英語の経験の有無・希望日程くらいまでに絞ります

なお、検索から来る人は「〇〇市 英会話 小学生 月謝」のように具体的に調べるため、トップページではなく月謝やクラス紹介のページに直接たどり着きます。どのページから入っても、そこから他の情報に移動できるようにしておきましょう。

■ WordPressで作るメリット

英会話教室のホームページ制作には、次のような選択肢があります。

  • 制作会社に外注する(初期費用が高め、更新のたびに依頼が必要)
  • 無料ホームページ作成サービスを使う(独自ドメインが使えない・広告が表示されるなど制約が多い)
  • WordPressで自分で作る(初期費用を抑えつつ、クラスの空きや月謝の変更を自分で反映できる)

調査した10件はすべて無料サービスでした。始めるには手軽ですが、独自ドメインが使えない、広告が出る、サービス終了のリスクがあるといった制約がついて回ります。地域名で検索してもらうことを考えると、独自ドメインを持つ意味は小さくありません。

そして英会話教室のホームページは、作って終わりになりません。レベル別のクラスは、開講・休講や空き状況が学期ごとに変わります。ハロウィンやクリスマスのイベント、生徒の英検合格といったお知らせも足していくことになります。更新のたびに制作会社へ依頼していると、費用も手間もかかって、結局そのまま古くなってしまいます。

WordPressの「ブロックテーマ」を使えば、コードの知識がなくても、文章を書く感覚でページを組み立てられます。

■ テーマの選び方

  • 日本語表示が前提になっているか:英語の教室だからといって海外製テーマを選ぶと、日本語の行間・禁則処理が合わず読みにくくなります。読むのは日本語話者の保護者です
  • 上に挙げた項目が、あらかじめ用意されているか:クラス一覧や月謝表をゼロから組み立てるのは手間がかかります。教室向けに作られたテーマなら、枠が最初から入っています
  • ブロックテーマ(サイトエディター対応)かどうか:コードを書かずに、自分でレイアウトを調整できるか

■ おすすめテーマ「Abira Academy」

Abira Academyは、個人塾・スクール向けに設計された日本語対応のWordPressブロックテーマです。買い切り、サイト数無制限で導入でき、月額費用はかかりません。

今回の調査結果と、テーマが用意しているものを突き合わせました。

英会話教室の項目Abira Academy
クラス・コース 10/10コース紹介セクション+コース専用ページ
料金 9/10料金専用ページ
お問い合わせ 9/10問い合わせ専用ページ
教室紹介・理念 7/10ヒーローセクション
講師紹介 6/10講師紹介セクション
体験レッスン 4/10体験申込セクション(tel:リンク設定済み)
お知らせ 4/10お知らせセクション
英検 3/10合格実績セクションがそのまま使えます
受講者の声 3/10生徒・保護者の声セクション
アクセス 3/10アクセスセクション+教室一覧ページ
時間割 2/10時間割セクション(空き状況つき)
よくある質問 2/10よくある質問セクション
入学の流れ 1/10入会までの流れセクション

調べた項目のほぼすべてに、対応するセクションがありました。学習塾向けに作ったテーマですが、英会話教室は学習塾と構造がよく似ています。

とくに英検の合格実績は、塾向けの「合格実績」セクションがそのまま使えます。年度ごとに積み上げていく形も同じです。

用意が無いのは、件数の少ない3つだけです。

  • ギャラリー・動画(1/10)
  • オンライン予約(2/10)— 外部の予約サービスへのボタンを置けば代替できます
  • 法人向け研修(1/10)

そのほかの特徴です。

  • コース・料金・アクセス・教室一覧の4ページは、ページのスラッグを courses / tuition / contact / classrooms にするだけでレイアウトが適用されます
  • 時間割の空き状況は記号と言葉で表示。色だけに頼らないので、どのクラスに空きがあるか一目で分かります
  • よくある質問はWordPress標準のブロックで作られているため、キーボード操作や読み上げへの対応がブラウザ側の機能で担保されます
  • ヘッダーに文字サイズ(3段階)と高コントラストの切り替えを標準搭載。設定は次回訪問時も保持されます
  • カスタム投稿タイプを使っていないので、将来テーマを変えても入力した内容が消えません
  • WordPress 6.5以降 / PHP 7.4以降に対応、購入後1年間のメールサポート付き

■ 導入の流れ

  • 商品ページから購入(買い切り、クレジットカード決済)
  • 配布されるzipファイルをWordPress管理画面の「外観 → テーマ → 新規追加 → テーマのアップロード」からインストール・有効化
  • 教室名・講師紹介・クラス内容などをサイトエディターで入力(初期設定の目安は10分程度)
  • スラッグが contact の固定ページを作る(体験申込ボタンの飛び先がここに固定されているため)
  • 電話番号を tel: リンクに差し替える
  • スマートフォンで表示を確認して公開

■ よくある失敗

よくある状態何が起きるか
やめた講師が載ったまま更新が止まっている教室だと思われる。個人ページは保てる範囲で作る
担当が変わるかどうか書いていない大手との違いが伝わらず、月謝だけで比べられる
「少人数制」としか書いていない何人までか分からず、判断できない
教材費を書いていない入会後に知らされ、不信感につながる
英検への方針が書いていない求めるものが違う家庭が入会し、あとですれ違う
電話番号が文字のままスマホでタップしても発信できない
contact ページを作っていない体験申込ボタンの飛び先がなく、押しても表示されない
お知らせが何年も止まっているまだ続いている教室なのかを疑われる

■ まとめ

  • 個人の英会話教室10件を調べたところ、クラス案内が10/10、料金が9/10。料金を書くのは差別化ではなく前提
  • 一方講師紹介は6/10。英会話は講師の入れ替わりが起きやすいため、書くか書かないかより何を書くか。講師が変わらないなら個人プロフィール、変わるなら採用基準と体制
  • どちらの場合も「担当は変わりますか」への答えは書いておく
  • 英検は3/10だが、やる教室は年度別ページを積み上げるほど徹底的。方針をはっきり書く
  • 10件すべてが Wix か Jimdo。独自ドメインと更新のしやすさを取るならWordPress
  • Abira Academy は調べた項目のほぼすべてに対応。英検の実績も塾向けの合格実績セクションがそのまま使える

ほかの教室については、個人塾のホームページをWordPressで作る方法とピアノ教室のホームページをWordPressで作る方法でも、同じように実際のサイトを調べたうえで解説しています。

テーマがブロックテーマかどうかの見分け方は、そのWordPressテーマ、本当にブロックテーマ?で、公式の定義にもとづいて出典つきで整理しています。